治療症例

臼歯部の噛み合わせ改善のためのインプラント治療の一例

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症例情報

通院時の年齢 50代 女性
通院回数 約1年
通院目的 奥歯でものがしっかり噛めない
費用 1,870,000円(税込)(インプラント4本+セラミッククラウン5本)
備考 通院回数(期間)は全体的な治療期間も含めたものです。 リスク・副作用:出血、腫張、疼痛、青痣、神経麻痺、補綴物の脱落、破折、インプラント体の破折、咬合違和感、インプラント周囲炎等

初診時の状態では、上の奥歯が下の歯茎に当たりそうな程下がってきていて、奥歯にインプラントを入れる隙間が少なく、噛み合わせが全体的に低くなっていると思われる状態でした。

理想的な治療法は低くなった噛み合わせを全体的に底上げして、噛み合わせを改善する「咬合再構成」でしたが、「部分的な介入で、ものがしっかり噛めるようにしてほしい」という患者様のご要望から奥歯のみの治療で噛み合わせを改善することにしました。

スペースの不足を補うために、天然歯の部分には歯冠長延長術と呼ばれる外科治療を行い、左下のインプラント部分には骨の形態を調整して歯を配列するスペースを確保しました。

奥歯でしっかりものが噛めるようにするのは、歯の咬む面の形態(咬合面形態)が非常に重要です。

奥歯も咬合面の形態は本来デコボコしていて、その凹凸により少ない力でものを噛み砕く事が出来ます。

少ないスペースのまま歯を作ると、凹凸のある咬合面の形態が再現できず、ツルツルした形になってしまいます。

治療前の奥歯の銀歯部分がまさにそうで、ツルツルした咬合面形態だと、ものが噛みきれないばかりか、奥歯同士を噛み合わせる際のズレが生じやすく、噛み合わせが不安定になる原因にもなります。

 

上の写真は術前術後の口腔内を見た写真です。

患者様には、「奥歯でしっかりものが噛めるようになりました」と喜んでいただけました🌟

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