治療症例

「歯周病は歯茎の病気である」そうイメージされている方が多いのではないかと思いますが、

歯周病を一言で説明すると、「歯を支えている骨が溶けて、歯が抜けてしまう病気」です。

歯を支えている骨を「歯槽骨」と呼びますが、歯周病によって失われた歯槽骨は、歯周病の治療を行なったとしても、基本的には元に戻ることはありません。

元に戻らないので、早期発見と継続管理（定期的なメインテナンス）が重要になってくるのです。

ただ、唯一失われた歯槽骨を元に戻せる治療があり、それが歯周組織再生療法です。

適応となるには様々な条件があり、どんな症例にも使える訳ではないのですが、条件が揃えば今回のケースのように歯槽骨の再生も可能になります。

また従来は保険適用外の治療でしたが、リグロスという新薬が健康保険の適用となり、費用負担も軽減されています。

詳しくは担当医まで、ご気軽にご相談ください。

（歯周組織再生療法のための新薬であるリグロス）

（術中の写真：歯を支えている歯槽骨の吸収が著しいのがわかります）